料理人のヒトサラ

東京:銀座

【東京 銀座】:Ginza L’ecrin 高良康之シェフより、コメントをいただきました。

耕野のリーフは、そのひとつひとつに宿る彩りごとに存在する力強い食味と薫りに魅力を感じています。
この個性溢れる小さなリーフたちが持つ確かな【食味】【薫り】こそが、料理のひと皿における、ただのアクセント(装飾)だけでは終わらない価値を創造していると思っています。
ゆえに銀座レカンの厨房でドレッサージュ(料理の仕上げ工程)にあたる際に、私は必ずキッチンのスタッフにこう伝えています…『 耕野のリーフを盛り忘れるということがもしあるとしたならば、それはそのひと皿における”メインと成りうる主食材”を盛りつけ忘れた事と同じことである 』と。
食材の種類に優劣は決してありません。そのひと皿を構成するための融合とハーモニーがあればこそ完結したひと皿となります。耕野の各種リーフはそんな大切で貴重な存在です。